遊戯王初心者が間違えやすいルール5選 その4【効果とコスト】

効果とコストの違いについて解説 OCG

ネコでもわかる遊戯王デュエル教室」へようこそ!

管理人のにゃんころもちと申します。

遊戯王OCGを20年以上プレイしています。

難しいと思われがちな遊戯王のルールを、初心者向けにわかりやすく解説しています。


初心者さん
初心者さん

この前、「手札から効果で捨てられると特殊召喚できる」効果を持ってるモンスターを、他のカードの効果で捨てたのに特殊召喚できなかったんだ。

にゃんころもち
にゃんころもち

なるほど。

1つ確認ですが、それって本当に効果で捨てましたか?

初心者さん
初心者さん

え!?

カードに「手札を1枚捨てて」ってかいてあったよ。

にゃんころもち
にゃんころもち

じつは「効果」じゃないパターンがあります。

今日は「効果」と「コスト」の違いについて学んでいきましょう。

今回の記事は、先日発売された「ストラクチャーデッキR デビルズ・ゲート」に収録されているテーマ「暗黒界」にも関係があります。

ストラクチャーデッキを購入して遊戯王を始める人の参考になればうれしいです。

前回までの記事はこちら

効果とコスト

遊戯王におけるコストとは

簡単にいうと、コストとは「カードの発動維持に必要なもの」のことです。

たとえば画像のカードを見てください。

神の宣告
遊戯王NEURONより画像引用

この「神の宣告」というカードの「LPを半分払って」という部分がコストです。

にゃんころもち
にゃんころもち

言いかえると、

「このカードはLP(ライフポイント)を半分払わないとつかえないよ」

という意味です。

コストはカードを発動する前に払うものです。

よって、カードテキストの「~して発動できる」の「~して」の部分がコストです。

カード発動の正しい順番

  1. 発動したいカードをフィールドに置く(もしくはセットカードを表にする)
  2. コストを払う
  3. 効果の使用を宣言する
  4. 相手にチェーンの確認をする
  5. チェーンがなければ効果の処理をする

また、カードをフィールドにとどめておくのにコストが必要な場合もあります。

これを「維持コスト」といい、払うタイミングがきたらその度に払います。

王宮の勅命
遊戯王NEURONより画像引用

この「王宮の勅命」というカードの場合、「お互いのスタンバイフェイズ」に「700LP」払うのが維持コストです。

効果とは

効果とは言いかえると「カードをつかったときに何が起きるか」ということです。

先ほどの「神の宣告」を見てみましょう。

神の宣告
遊戯王NEURONより画像引用
  • 魔法、罠カードの発動を無効にし、破壊する
  • モンスターの召喚、反転召喚、特殊召喚を無効にし、破壊する

この部分が「神の宣告」のカード効果です。

初心者さん
初心者さん

つまり、

  • コストは発動前に払うもの
  • 効果は発動後に起きること

ってことだね?

にゃんころもち
にゃんころもち

その通りです。

コストか効果か区別できることが重要です。

代表的なコストの種類

LP(ライフポイント)

一番よく見るであろうコストです。

払う量はさまざまです。

多いものでは「5000LP」なんてカードもあります。

デビル・フランケン
遊戯王NEURONより画像引用

手札

サンダー・ブレイク
遊戯王NEURONより画像引用

「手札を〇枚捨てて、発動」もかなり多いです。

捨てる手札が「なんでもいい場合」と「特定のカード(モンスター・魔法・罠)の場合」があります。

墓地から除外する

エルドリクシル
遊戯王NEURONより画像引用

10年くらい前から徐々に増えてきた印象です。

墓地でつかえるカードはこのコストがほとんどです。

墓地でつかえるカードが増えてきたので、「墓地は第2の手札」と言われたりもします。

にゃんころもち
にゃんころもち

代表的な発動コストはこのくらいですね。

維持コストはLP(ライフポイント)で払うカードが多い印象です。

ですが「手札の特定のカードを相手に見せる」といった変わった維持コストもあります。

デュエルでどうなるか

ここからは実際のデュエルでどう影響するか見ていきましょう。

特にややこしいのは「手札」をつかうパターンのコストです。

下記のポイントを意識して、先へすすみましょう。

  • コストで捨てるのか
  • 効果で捨てるのか

コストで捨てる場合

サンダー・ブレイク
遊戯王NEURONより画像引用
暗黒界の武神ゴルド
遊戯王NEURONより画像引用

「サンダー・ブレイク」はコストとして手札を1枚捨てます。

「暗黒界の武神ゴルド」はカードの効果で捨てられた場合に、自身を特殊召喚します。

「サンダー・ブレイク」で「暗黒界の武神ゴルド」を捨てた場合、「暗黒界の武神ゴルド」は特殊召喚されません。

なぜなら、「コスト」で捨てたのであって、「効果」で捨てたわけではないからです。

初心者さん
初心者さん

「暗黒界の武神ゴルド」は効果で捨てられないと特殊召喚されない。

「サンダー・ブレイク」はコストでカードを捨てる。

ということだね。

にゃんころもち
にゃんころもち

大正解!

この場合、「サンダー・ブレイク」の効果でカードが1枚破壊されるだけです。

効果で捨てる場合

暗黒界の雷
遊戯王NEURONより画像引用

今度は「暗黒界の雷」と「暗黒界の武神ゴルド」の場合を見てみましょう。

「暗黒界の雷」はセットされたカードを対象にとって破壊し、その後、自分の手札を1枚捨てます。

つまり、コストではなく、カード効果で手札を捨てています。

初心者さん
初心者さん

この場合はどういう順番で処理するの?

にゃんころもち
にゃんころもち

①「暗黒界の雷」の効果でセットされたカードを破壊し、手札を1枚(ここではゴルド)を捨てます

②捨てられた「暗黒界の武神ゴルド」の効果で、自身を特殊召喚します

この順番で処理します。


初心者さん
初心者さん

カードを捨てるのは同じなのに、結果が変わるんだね。

にゃんころもち
にゃんころもち

「効果」か「コスト」かは重要です。

しっかり区別して、デュエルを有利にすすめましょう。

番外編 コストは無効にできない

彼岸の黒天使ケルビーニ
遊戯王NEURONより画像引用

この「彼岸の黒天使ケルビーニ」の③の効果を見てください。

  • デッキからレベル3のモンスターを墓地へ送るのがコスト
  • 対象のモンスターの攻守をUPさせるのが効果

ここでもし、「彼岸の黒天使ケルビーニ」の効果が無効にされた場合、どうなるでしょうか?

スキルドレイン
遊戯王NENRONより画像引用
初心者さん
初心者さん

効果が無効にされたのなら、なにもできないのかな。

にゃんころもち
にゃんころもち

ここでも「効果」か「コスト」かが重要ですよ。

この「彼岸の黒天使ケルビーニ」の場合、

  • デッキからレベル3のモンスターを墓地へ送ることは可能(コストなので無効にならない)
  • 対象のモンスターの攻守をUPさせるのは無効(効果なので無効になる)
初心者さん
初心者さん

なるほどー。

コストまでは無効にならないんだね。

にゃんころもち
にゃんころもち

「彼岸の黒天使ケルビーニ」はモンスターを墓地へ送る目的での採用が多いですね。

墓地へ送る「効果」は妨害されやすいのですが、「コスト」で墓地へ送るのは非常に妨害しにくいのです。

まとめ

今回は「コスト」と「効果」の違いについて解説しました。

コストと効果
  • 「コスト」は発動前に払うもの
  • 「効果」は発動後に起きること
初心者さん
初心者さん

「発動に必要なコスト」と「カードを維持するのに必要なコスト」があるんだったね。

にゃんころもち
にゃんころもち

コストの払いかたにも種類がありましたね。

代表的なコストの払いかた
  • LP(ライフポイント)
  • 手札〇枚を捨てる
  • 墓地からカードを除外

また、実際のデュエルでどのような影響があるかも解説しました。

「コスト」は妨害しにくいです。

「効果」と「コスト」の違いを区別し、うまく「コスト」を利用すればデュエルで有利になります。

ぜひ見分け方をしっかり覚えてみてください。

以上、にゃんころもちでした。

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