こんにちは、にゃんころもちです。
遊戯王OCGを21年間プレイしています。
遊戯王に興味をもった人のサポートになるブログを目指しています。
![初心者さん](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
この前友達とデュエルしてたんだ。
デュエル中、「オベリスクの巨神兵」を召喚して喜んでたら、「アーティファクト‐モラルタ」の効果で破壊されちゃった。
「オベリスクの巨神兵」には「効果の対象にならない」って書いてあったのに・・・。
![にゃんころもち](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/03/7966bae78213db11914ad7af893f8431-e1647405186910-150x150.png)
それは「アーティファクト‐モラルタ」の効果が「対象にとらない」効果だからですね。
間違えやすいルールなので、今日は「対象にとる」について学んでみましょう。
![対象にとれない](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/114eb1d2d487e0a18b4c1798274fc0f5.jpg)
![対象にとらない効果](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/42edd43bc5fc294e946944da04b7e0b1.jpg)
遊戯王における、対象にとるとは
![カードを対象にとる](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2023/07/7f77967499ec98656f31e6e1af45590c-1024x576.jpg)
「対象にとる」ときいて、難しく感じるかもしれません。
ですが実はかんたんで、「カードを選ぶ」ことを示しているだけなんです。
![初心者さん](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
なーんだ、そんなことか。
じゃあ「対象にとる」って書いてあったら、カードを選ぶことだと考えればいいんだね。
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でも効果には「選ぶ」と書いてある場合もあります。
「選ぶ」と書いてあっても、カードを選びますよね?
![初心者さん](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
たしかに「対象にとる」も「選ぶ」もカードを選ぶよね。
難しいな~
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見分けるコツは「発動時に選ぶ」か「発動後に選ぶ」かです。
結論から述べると、
- 発動時にカードを選んでいると、対象にとる効果
- 発動後にカードを選んでいれば、対象にとらない効果
という分けかたでOKです。
![にゃんころもち](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/03/09d4324bad2a0846b3be3da1d0907aa8-150x150.png)
では、それぞれのカードを見てみましょう。
対象にとる効果
![対象にとる効果](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/fcdb482fbd4ecad58c74344a2a02bc4c.jpg)
「サクリファイス」の①の効果を見てください。
「相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる」と書いてあります。
発動時にカードを選んでいますよね。
つまり、サクリファイスの①の効果は「対象にとる効果」です。
対象にとらない効果
![対象にとらない効果](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/42edd43bc5fc294e946944da04b7e0b1.jpg)
次はこちらのカード、「アーティファクト-モラルタ」の③の効果を見てください。
「相手ターンに、このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる」と書いてあります。
発動時にはカードを選んでいません。
その後、相手フィールドの表側表示のカードを1枚選んで破壊します。
つまり、アーティファクトーモラルタは「対象にとらない効果」です。
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なるほどー。
いつカードを選ぶかによって、対象にとるかどうか決まるんだね。
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その通りです。
・先にカードを選んでいれば、対象にとる
・後からカードを選ぶ場合、対象にとらない
「対象にとる」と「対象にとらない」効果の違い
対象にとれないモンスターがいる
![対象にとれない](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/114eb1d2d487e0a18b4c1798274fc0f5.jpg)
「オベリスクの巨神兵」の③の効果を見てください。
「フィールドのこのカードは効果の対象にならない」と書いてあります。
モンスターの中には「オベリスクの巨神兵」のように、「効果の対象にできない」効果を持つモンスターがいます。
![初心者さん](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
つまり、オベリスクの巨神兵に対して
・サクリファイスの効果は「対象にとる」のでつかえない
・モラルタの効果は「対象にとらない」のでつかえる
ってことだよね?
![にゃんころもち](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/03/7966bae78213db11914ad7af893f8431-e1647405186910-150x150.png)
そのとおりです。
テキストが更新されていないカードには「選ぶ」と書いてあったり、「選択して」と書いてあったりします。
そういった場合は「遊戯王NEURON(ニューロン)」をつかって最新のテキストを確認しましょう。
チェーンタイミングの違い
![サンダー・ブレイク](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/c768b2a20c76892eea54e5c5e88b41cf.jpg)
![背徳の堕天使](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/5f01943aa765402068a99938decccb6b.jpg)
「サンダー・ブレイク」と「背徳の堕天使」は多少条件がちがいますが、どちらも「フィールドのカード」を破壊する効果をもっています。
違いは
- サンダー・ブレイクは「対象にとる」効果
- 背徳の堕天使は「対象にとらない」効果
という点です。
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サンダー・ブレイクは発動時にカードを選んでいるから、対象にとるんだね。
![にゃんころもち](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/03/7966bae78213db11914ad7af893f8431-e1647405186910-150x150.png)
「対象にとる、とらない」の違いはバッチリですね。
ここからは「対象にとる、とらない」がどのようにデュエルに影響するかを解説します。
![威嚇する咆哮](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/d2f28ce40c1b2d622e90fa3490cbed0a.jpg)
例えば、相手のフィールドには「威嚇する咆哮」と「通常魔法カード」の2枚がセットされています。
自分のターンになり、セットしておいた「サンダー・ブレイク」もしくは「背徳の堕天使」を発動します。
対象にとる効果(サンダー・ブレイク)の場合
![サンダー・ブレイク](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/c768b2a20c76892eea54e5c5e88b41cf.jpg)
- 自分が「サンダー・ブレイク」を発動。この時点でどのカードを破壊するか決めます。
- 相手がチェーンするかどうか決めます。もし「サンダー・ブレイク」の対象が「威嚇する咆哮」ならば、チェーンすることで「サンダー・ブレイク」を無駄につかわせることができます。
- お互いにチェーンがないことを確認し、効果を処理します。
- 相手の「威嚇する咆哮」の効果で、自分はこのターン攻撃宣言できない
- 自分の「サンダー・ブレイク」の効果で「威嚇する咆哮」が破壊される
- 相手のもう1枚のセットカード(通常魔法)はそのまま残る
![状況説明](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/e61a0208408538517526c31fdc45eae6-1024x576.jpg)
![初心者さん](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
無駄につかわせるってどういうこと?
「サンダー・ブレイク」で「威嚇する咆哮」は破壊されるよね?
![にゃんころもち](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/03/7966bae78213db11914ad7af893f8431-e1647405186910-150x150.png)
「破壊する」と「効果を無効にする」のは別なのです。
カードを破壊しても、発動した効果は有効になっているので、「威嚇する咆哮」の攻撃宣言できない効果は生きています。
「破壊する」と「無効にする」の違いはこちらの記事でくわしく解説しています。
対象にとらない効果(背徳の堕天使)の場合
![背徳の堕天使](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/5f01943aa765402068a99938decccb6b.jpg)
- 自分が「背徳の堕天使」を発動。この時点では破壊するカードは決めません。
- 相手がチェーンするかどうか決めます。もし「威嚇する咆哮」をつかうのであれば、このタイミングになります。
- お互いにチェーンがないことを確認し、効果を処理します。
- 相手が「威嚇する咆哮」をチェーンしていれば、自分はこのターン攻撃宣言できない
- 自分の「背徳の堕天使」の効果で破壊するカードを決める。このタイミングはチェーンできるタイミングではないので、もし相手が「威嚇する咆哮」をチェーンしていなければ、発動させずに破壊できる。
- 相手が「威嚇する咆哮」をチェーンしていれば、「背徳の堕天使」で「威嚇する咆哮」を破壊しても無駄なので、もう1枚のセットカードを選んで破壊することができる。
![状況説明2](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/07/7bc01e850ffac0abfc8b0f11b92d37fb-1024x576.jpg)
![初心者さん](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
なるほどー。
「対象にとらない」効果は、相手の動きを見てから決められるんだね。
![にゃんころもち](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/03/7966bae78213db11914ad7af893f8431-e1647405186910-150x150.png)
たとえ話として、レストランで注文するときを思い浮かべてください。
・注文する料理を決めてから店員さんを呼ぶのが対象にとる
・店員さんを呼んでから注文を決めるのが対象にとらない
こんなイメージですね。
まとめ
今回は「対象にとる」と「対象にとらない」の違いについて解説しました。
- 発動時に効果の対象を決める
- チェーンされると無駄になってしまうことがある
- 発動後に効果の対象を決める
- 相手の動きを見てからカードを決められるので、チェーンされても無駄になりにくい
![初心者さん](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
ややこしいと思ってたけど、意外とかんたんだったよ。
![にゃんころもち](https://duelist-nyankoromochi.com/wp-content/uploads/2022/03/7966bae78213db11914ad7af893f8431-e1647405186910-150x150.png)
「対象にとる」と「対象にとらない」はデュエル中によくあることなので、しっかり覚えましょう。
次回は「破壊と無効」の違いについて解説します。
この記事が参考になった方は、ぜひ他の記事も読んでみてください。コメントもお待ちしています。
以上、にゃんころもちでした。
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