新しいデッキを組みたいけど、ネットで検索しても情報量が多すぎて、調べるだけで疲れちゃうよ💦
くわしい解説記事は中級者にはありがたい反面、初心者には情報過多になりがちですよね。
この「初心者向けテーマ紹介」シリーズは
- 組みやすく
- わかりやすく
- かんたんに
を目標としたテーマ解説記事です。
この記事を読めば、まったく知らなかったテーマのことがざっくりわかる記事を目指していきます。
この記事を読んで「このテーマいいじゃん」と思ってもらえるようがんばります!
僕も組みたいデッキが見つかるといいな。
今日はどんなテーマを紹介してくれるの?
じつは私、三国志が好きでして。
「無双」シリーズではまった人も多いのではないでしょうか。
そんな三国志にちなんだテーマである「戦華」を紹介します。
どういうテーマか
ステータス
種族 | 獣戦士 |
属性 | 火・水・風・闇 |
レベル | 4・6・7・8 |
エクストラ | リンク |
共通効果 | 自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送って発動できる |
種族以外のステータスはバラバラだね。
テーマの特徴
テーマの特徴は以下の通りです。
順番に解説します。
後攻が得意
「戦華」は後攻のほうが得意です。
特殊召喚できるカードが多く上級モンスターが複数ならぶので、相手のライフを一気に削ることができます。
また、「関雲」や「劉玄」のように、相手モンスターを参照する効果を持つカードが多いです。
先攻1ターン目は基本的に相手のモンスターはいません。
「戦華」デッキをつかうときは後攻を選ぶのをおすすめします。
永続魔法・罠を有効活用できる
「戦華」モンスターの多くは自分の手札・フィールドからカードを墓地へ送って効果を発動します。
墓地へ送るのはフィールドのカードでもいいので、必要なくなった永続魔法・罠カードを効果発動のためのコストにすることができます。
この特徴を活かして、相手の動きを妨害する永続魔法・罠カードを多めに採用することもできます。
エクストラに依存しない
「戦華」テーマ内のエクストラモンスターは、リンクモンスターの「戦華盟将-双龍」のみです。
この「双龍」は攻守につかえる優秀なモンスターです。
極端にいえば、エクストラデッキは「双龍」さえ入っていればOK。
もちろん他のエクストラモンスターも出せますが、エースである「戦華の叛-呂奉」の①効果をつかうと「戦華」以外のモンスター効果がつかえない制約が発生します。
「双龍」以外のエクストラデッキのモンスターは、「呂奉」がいないときの選択肢としては有用です。
「双龍」以外はあってもいいけど、なくても大丈夫です。
あとで紹介する「強欲で金満な壺」のコストになることが多いです。
テーマ内おすすめカード
戦華の叛-呂奉
「戦華の叛-呂奉」は特殊召喚しやすい最上級モンスターです。
相手が「戦華」モンスターをつかっていなければ、自分フィールドに「戦華」モンスターがいるだけで特殊召喚できます。
自分と相手の「戦華」モンスターの攻撃力を参照するので、自分にしか「戦華」がいなければ必ず特殊召喚できます。
①の効果はメインフェイズ限定ですが、相手ターンにもつかえるモンスター破壊効果。
しかも対象にとらない効果ですので、相手にモンスターがいれば確実に1体は破壊できます。
対象にとらない効果がどのように強力かは、こちらの記事で解説しています。
②の効果はデメリット効果。
ですが①の効果をつかうターンは「戦華」以外のモンスター効果がつかえなくなるので、相手からすると「呂奉」を奪ったとしても効果はつかいにくいです。
とはいえ攻撃力2800のモンスターが奪われるのは厳しいので、奪われるくらいならメインフェイズ2に「双龍」のリンク素材にでもしてしまいましょう。
戦華盟将-双龍
テーマ内唯一のエクストラモンスターです。
リンク召喚の条件は、風属性の「戦華」モンスター含む獣戦士モンスター2体と厳しめですが、強力な効果を3つ持っています。
メリット効果ばかりですごいね。
「戦華」デッキであれば召喚条件もあまり厳しく感じません。
優先して出したいモンスターですね。
①の効果はリンク召喚成功時にデッキから「戦華」カードをサーチします。
「戦華」と付いていればモンスターでも魔法・罠でもサーチできるので、非常につかいやすいです。
サーチってなに?
特定のカードをデッキから手札に加えることを、カードゲーム用語で「サーチ」と呼びます。
デッキの上からカードをひく「ドロー」とは別ですので、区別しておぼえましょう。
②の効果は自分フィールドの「戦華」モンスターの攻守を500アップします。
「双龍」自身を含めると、フィールドに「戦華」モンスターが3体ほど並ぶ機会は多いです。
1体に500アップなので、3体だと攻撃力アップの合計は1500です。
3体の攻撃力の合計が8000を超えることも多く、後攻であればダイレクトアタック3回でゲームエンドということもよくあります。
③の効果は自分の手札・フィールドのカードをコストに相手の表側表示のカードを手札に戻す効果です。
カードを手札に戻すことをカードゲーム用語で「バウンス」と呼びます。
相手ターンにもつかえるので非常に強力です。
先に紹介した「呂奉」の①効果とあわせてつかうことで、相手フィールドをがら空きにしてダイレクトアタックしやすくなっています。
戦華史略-三顧礼迎
この「戦華史略ー三顧礼迎」は少し変わった効果を持っています。
発動後2回目の自分スタンバイフェイズに自動的に墓地へ送られてしまいます。
とはいえ破壊されなければ、2回は効果をつかえます。
それまでにはデュエルが終わっていることも多いので、あまり気になりません。
①の効果は自分が「戦華」モンスターを召喚・特殊召喚したときに、そのモンスターとカード名が異なる「戦果」モンスターをデッキからサーチする効果。
「呂奉」をサーチすれば、そのまま特殊召喚につなげることができます。
②の効果は「三顧礼迎」が魔法・罠ゾーンから墓地へ送られた場合、手札の「戦華」モンスターを特殊召喚する効果。
「戦華」モンスターは効果のコストとして、手札・フィールドのカードを墓地へ送ることが多いです。
コストに魔法・罠ゾーンの「三顧礼迎」を墓地へ送れば、
- 「戦華」モンスターの効果もつかえる
- 「三顧礼迎」の手札から特殊召喚する効果もつかえる
となり、一石二鳥です。
テーマ外おすすめカード
強欲で金満な壺
「戦華」デッキはエクストラデッキがそれほど重要ではないので、「強欲で金満な壺」のようにエクストラデッキのカードをコストにするカードがつかいやすいです。
基本的に6枚除外して2枚ドローしましょう。
「双龍」が3枚とも除外されたら厳しいですが、確率は低いです。
「強欲で金満な壺」の注意点は2つ。
- メインフェイズの最初にしかつかえない
- つかったターンはカードの効果でドローできない
特に他のカードの効果でドローできなくなるので、「劉玄」をつかうときは気をつけましょう。
「強欲で金満な壺」のコストにつかうので、エクストラデッキは「双龍」以外のカードも入れておくのがおすすめですよ。
炎舞-天き
「炎舞ー天き」はデッキからレベル4以下の獣戦士族をサーチできます。
「戦華」モンスターは獣戦士族で統一されていますので、言い換えればレベル4以下の「戦華」モンスターをデッキからサーチできます。
展開の起点となる「劉玄」や「孫謀」をサーチしましょう。
「炎舞ー天き」の②の効果は上昇値が低く、おまけ程度です。
群雄割拠
「群雄割拠」はフィールドのモンスターの種族を制限する永続罠です。
「戦華」モンスターは獣戦士族で統一されていますので、影響は受けません。
相手に効果的かどうかは相手のデッキ次第ですので、効果がないと判断したら「戦華」モンスターの効果のコストにしてしまいましょう。
エクストラデッキのモンスターは種族がバラバラなことが多いので、ほとんどの相手のジャマをすることができます。
まとめ
今回は「戦華」テーマについて解説しました。
ステータス
種族 | 獣戦士 |
属性 | 火・水・風・闇 |
レベル | 4・6・7・8 |
エクストラ | リンク |
共通効果 | 自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送って発動できる |
テーマの特徴
後攻が得意
「戦華」は後攻が得意なテーマだったね。
「関雲」や「呂奉」のように攻撃力が高く、特殊召喚しやすいモンスターが多いのが特徴ですね。
永続魔法・罠カードを有効活用できる
下級モンスターのコストでフィールド・手札のカードを1枚墓地へ送るんだったね。
「群雄割拠」のように
・有効なデッキ相手には強い
・有効でないデッキ相手にはまったく効果がない
こういうカードもいらなくなったらコストにできるので、採用しやすいです。
エクストラに依存しない
テーマ内のエクストラモンスターはリンクモンスターの「双龍」だけだったね。
エクストラデッキに依存しないので、「強欲で金満な壺」のようなエクストラデッキのカードをコストにするカードも採用しやすいです。
三国志が好きな人、ゲームの「無双」シリーズにはまっていた人にはぴったりのデッキです。
私も三国志が好きで、「無双」シリーズも4作品くらいはプレイしました。
対戦相手に呂布(呂奉)の怖さを教えてあげましょうw
以上、にゃんころもちでしたー。
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